近年、COPDは世界中で増加の一途をたどっており、今後も増え続けると予測されています。
2000年に日本国内で行われた調査では、40歳以上の男女のうち8.6%の人がCOPDの疑いのあることがわかりました。年齢別にみると、70歳以上の高齢者が最も多くなっています。これまで日本のCOPD患者は少ないと考えられてきましたが、実際の有病率*は欧米並みに高いことが、この調査から明らかになりました。
*有病率…疾患にかかっている人を有病者といい、有病率とは、特定の集団内における
全人数に対する有病者の割合をさします。
(Fukuchi Y, et al.: Respiorology 9: 458, 2004 一部改変)
1965〜98年の米国の統計によると、心血管疾患や脳血管疾患による死亡率は減少しているのに対し、COPDによる死亡率が増加しています。
(Pauwels RA, et al.: Lancet 364: 613, 2004 一部改変)
1990年のWHO(世界保健機関)の統計によると、COPDは世界の死亡原因の第6位となっています。それだけでなく、COPD患者の数とCOPDによる死亡率は今後さらに増加することが予測されています。
世界的に、COPDに対する取り組みが急務となっているのです。
(Murray CJL, et al.: Lancet 349: 1498, 1997)